**【幕間】??? ~黄金の勇者 ツタン仮面~⑤の続きです。
![]() *背景: どっかの工事現場 *人物: ツタン仮面=(立ち絵:通常)怪人=(立ち絵:通常) *音楽: 愛と正義とエジプトの味方、ツタン仮面 見ッ参!!(曲のみ) ![]() 「ぬおおぉぉ!砕け散れィ、バルカンホーン!」 ![]() 「無駄だ!その技はもう見切っている!」 ![]() ![]() 「なっ!?……ば、馬鹿な、一体何処に!?」 ![]() 「何処見てんのよスティールアピスッ!! 上よ、うえぇぇぇぇっ!!」 ![]() 「喰らえ!ファラオキィィィィック!!」 ![]() ![]() ●ファラオキック 上空から踏みつけるように繰り出されるツタン仮面の蹴り技なノダ。 下賤なるアーペプを踏みつけにすることによって、 ファラオの優位性と神聖性を表す高貴な必殺技であるノダ! 回し蹴りから踏みつける、投げ技等で姿勢を崩した所を踏みつけるといった バリエーションも存在するけど、これら全てをファラオキックと呼ぶノダ。 なお、日常生活で実際にこの技を繰り出した場合、いかに高貴な技と言えど 対人関係において不可逆的な損傷を及ぼす恐れがありマス。 良い子の皆はお父さんお母さんに良く聞いて、注意して使用するノダ! ![]() 「おのれ、舐めるなよツタン仮面……!」 がぎぃん!! ![]() 「ぬっ!?」 ![]() 「フハハ、効かんわツタン仮面!このスティールアピスは貴様を打倒すべく 貴様を徹底分析し、能力を授かっている!我が表皮は重厚な鋼鉄で守られ、肉体は 猛牛の張り詰めた筋力を持つ!貴様の打撃技など涼風同然よ!」 ![]() 「おぉ!や、やるじゃないのスティールアピス! イケイケ~~~!攻撃が効かないんじゃ、いよいよツタン仮面も最後ねェ!」 ![]() 「牛というよりもまるでカニだな……ならば、その表皮を砕かねばなるまい!」 ![]() 「出来るものならやってみるがいい!!喰らえバルカンホーン! 拡散して撃ちまくれば、何時までもかわしきれるものではないぞ!」 ![]() 「フン……無駄だ!」 ![]() ![]() 「ぐぅぅ、おのれちょこまかと!」 ![]() 「喰らうがいい、必殺、呪いパァァァンチ!」 ![]() がぎぃん!! ![]() 「フハハ、効かん効かんわツタン仮面! さっきのキックよりも威力が無いわ! こんなへなへなパンチで我が表皮が砕けるものか!」 ![]() 「キャア~~~~ッ!イイ!イイわよォスティールアピスぅ! ゴォゴォ!今度こそ、今度こそツタン仮面の」 ![]() 「貴様の負けだ。スティールアピス」 ![]() 「…はぇ?」 ![]() 「どういうコトだ?貴様の攻撃など効いておらんぞ!」 ![]() 「……このツタン仮面を徹底分析したと言っていたが、研究不足だったな。 我が呪いパンチを受けた以上、貴様の敗北は大確定、もはや逃れ得ぬ!」 ![]() 「な、なにを馬鹿な、効いておらんと言っているだろうが! 勝ち目が無いと錯乱しおって、今トドメを刺してやる!喰らえぃ! バルカンホーン出力最大ィィィィ!」 こっ、こかかかかかかかかかっ ![]() 「…………ありゃ?何の音……」 ![]() ごがぁぁぁぁぁあんん!! ![]() 「ぎゃあああああぁぁっ!弾詰まったぁぁぁぁ!」 ![]() 「げぇぇぇ!!ちょ、何やってんのよこの馬鹿はぁ!? ……ハッ!?ま、まさかこれが……!」 ![]() 「見たか、王家の呪いの力!」 ![]() ●呪いパンチ その高貴なる拳に王家の呪いをこめて相手に叩きこむ打撃技なノダ。 物理的なダメージに関してはごく普通のパンチだけど、呪いによって パンチを受けた瞬間から様々な不幸がその身に襲い掛かる、 ある意味ツタン仮面最強にして最凶の必殺技なノダ! いきなり車に跳ねられる、ジャンボ旅客機が頭上に墜落してくる、 隕石の直撃を受ける、痴漢に間違われる、病気になる、 病気になった部分が保険適用外、イナゴにたかられる、 足の小指を100%の確率でぶつける、鬱になる、などなど 呪いパンチを受けたアーペプ達からは「死んだ方がマシだ」との声が相次ぎ、 ツタン仮面との戦闘のさなか「呪いパンチだけは勘弁してください」と 懇願するアーペプが後を絶たないノダ。 良い子の皆は決して人を呪ったりしてはいけないノダ! ![]() 「ぐぁぁ、わ、我が表皮が……く、砕け散る……!」 ![]() 「畳み掛けるぞ!!喰らえぃ必殺!オベリスク一本背負いッ!!」 ![]() 「ぎゃあッッ!!」 ![]() 「ま、まままままマズイわぁ!!ツタン仮面の必殺技はただの技じゃない!? 今度はどんなおかしな能力が……!」 ![]() 「ぐぅ!へ、下手に動くとまたさっきの二の舞か……!?」 ![]() ●オベリスク一本背負い かつてファラオが倒れてきたオベリスクから逃げ遅れた子供を守るため、 一本背負いで(子供を)投げ飛ばしたというエピソードにあやかって 命名された一本背負いなノダ。 要するにただの一本背負いなノダ。 しかも「投げ飛ばした」という事は背負い投げではない可能性が高いのダガ、 すでに一本背負いで通っているので四の五の言ってはいけないノダ。 これ以上追求すると呪われる危険があるので良い子の皆は気をつけるノダ! ![]() 「こっちはただの投げ技だったぁーーーー! ちょ、早く起き上がりなさいスティールアピス、何時まで寝転がってんの!!」 ![]() 「く、クソッ!変に警戒して動けなかったじゃねぇか! 幾ら必殺技といえどアーペプであるこの俺がただの投げなんかで」 ……ゴゴゴゴゴゴゴゴ…… ![]() 「――――え?な、何?一体何の音……?」 ![]() 「あれ?急に空が暗く……?」 ![]() ゴゴゴゴゴゴゴゴ…… ![]() ![]() 「ぎゃああああああああぁぁぁぁぁぁっ!!!」 ![]() ●ピラミッドバスター 敵の頭上にピラミッドを叩きつける必殺技。 ピラミッドの様なバスターでは無く、ピラミッドをバスターする必殺技なノダ。 どこからピラミッドを出したんだ!?という疑問ナド物ともせず、敵をピラミッド (すなわち墓)の下敷きにする正に必殺技の名にふさわしい技なノダ! 下賤なるアーペプにもピラミッドをあげようじゃないか、という ファラオの高貴な優しさを垣間見る事ができるノダ。 なお、現在ではピラミッドは実は王墓ではなく、農閑期における雇用確保の為の 公共事業として建設されたという学説が主流となっているノデ、 考古学ではよくある事とは言え知らずに連発すると恥をかいてしまう恐れがあるノダ! 良い子の皆は気をつけるノダ! ![]() 「そういう訳で喰らえ必殺!ピラミッドバスターッ!!」 ![]() 「ぎゃ」 ![]() ぷちっ ![]() 「スティールアピスぅぅぅぅぅぅ!!」 がらっ、がらがらがら…… ![]() 「ひ、ひぃ、はひぃ……し、死んじまう……!」 ……きゅん きゅん きゅん きゅん きゅん きゅん…… ![]() 「は、はひ、は……な、何の音……?」 ![]() 「あ、あぁぁ……!あ、アレは……あの構えは……!」 ![]() 「はひ……?」 ![]() ![]() *人物: ツタン仮面=(立ち絵:必殺ポーズ) *音楽: 愛と正義とエジプトの味方、ツタン仮面 見ッ参!!(主題歌) ![]() 「トドメだ、ヘリオポリスのアーペプ、スティールアピス! 冥府で悪行の裁きを受けよ!!」 ![]() 「ひ……ひ、ひ、ひ、ひゃあああぁぁぁぁぁ!!」 ![]() 「うおおおおおぉぉぉぉぉぉぉおおおおんんんっ! 超必殺、ツタニウム光線――――――ッッッ!!!!!!」 ![]() ![]() ●ツタニウム光線 ツタニウムのエネルギーを目標に向けて発射する光線技なノダ! 宇宙超合金ツタニウムは特定の音域に対して共振し、超微細振動を 起す性質を持ってるノダ。そこから得られたカロリーを 熱エネルギーに変換して、両目から放射する事によって目標を 完全破壊するプラズマ熱線砲となる!これがツタニウム光線なノダ! ちなみに超微細振動を起す特定音域を出すためにこの世の物とは思えない 恐ろしい唸り声をあげる為、たとえ光線自体が命中しなくとも、 相手の心に確実に傷を負わせる事が可能なノダ。 この超微細振動から得られるエネルギーは動力源や細胞活性化による傷の回復など 様々な用途に転用可能ダガ、特定音域を出すには最低千年の修行が必要と 言われるほどに難しく、熟練のツタニウム使いにしか使う事はできないノダ! なお特定音域=空気の振動 が起こらない場所(真空の宇宙空間など) では使用する事が出来ないノダ。 (ただし音声以外の手段で共振を起す事が出来れば使用可能) ツタニウム光線に関しては熱戦砲という性質上、水蒸気爆発を起す危険のある 水中では使用は避けるべきなノダ。 良い子の皆、使用の際は十分に気をつけるノダ! ![]() ![]() 「ぎゃあああぁぁぁぁぁあああああ!! へ、ヘリオポリスに、栄光あれぇ―――――ッッ!」 ![]() ![]() 「邪悪、制裁ッ!!」 ![]() 「くきぃぃぃぃぃぃ~~~~~っ!おのれおのれおのれおのれぇぇぇ! いい気になるんじゃないわよツタン仮面!!次こそ、次こそアンタを冥府送りにしてくれるわぁぁ! きぃぃ~~~~~~~~~っ!!覚えてらっしゃいッ!!」 ![]() 「いつでも来るがいいヘリオポリス……貴様らが壊滅するその日まで 俺は戦い続ける!」 ![]() ―――かくしてヘリオポリスの陰謀を退け、被害を聖川の心的外傷による 一週間の入院に留める事が出来たツタン仮面。 しかしヘリオポリスの魔の手は止むことは無い。 悪を滅ぼすその時まで、ツタン仮面は戦い続けるのだ! 戦えツタン仮面。負けるな、黄金の勇者ツタン仮面! ![]() 黄金の勇者ツタン仮面はフィクションです。 登場する人物、団体は実在のものとは一切関係有りません。 ……が、一部ノンフィクションを用いています。 君の町にアーペプが、そして本物のツタン仮面がいるかもしれない…… ![]() ![]() 「あぁ~~!今日も熱いお話しだったかしらぁ! やはりヒーローはこうでなくてはなりませんわ!圧倒的に強く、圧倒的に挫けない! 最強最高の存在、なおかつゴージャスで神々しい……! ね、紅もそう思わないかしら?」 ![]() 「……」 ![]() 「来週も楽しみですわ……この黄金の勇者って響きが良いかしらね。 やはりヒーローたるもの、黄金を身に纏うゴージャスさが必要不可欠……あ!」 ![]() 「……?」 ![]() 「い、いい事思いついちゃったかしらァ! 紅、アナタのマスク、新調して差し上げるわ!私の執事に相応しく強そうで ゴージャスなモノに!す、すぐに手配しなければ……!」 ![]() 「……」 ![]() ![]() 「~~~~~♪」 ![]() 「…………す、凄い番組内容……え?あ、いや、面白いというより 放送継続出来てるのが凄いと思う……」 ![]() 「…………」 ![]() 「え、主役の人が宇佐美君に似てる?……そうかな……?」 ![]() 「…………」 ![]() 「……うん、人気の俳優さんだけに、整った顔立ちだとは思うけど…… そんなに似てないよ。宇佐美君の方が顔立ちは優しそうだし」 ![]() 「…………」 ![]() 「……そ、そういう意味じゃない……」 ![]() 黄金の勇者ツタン仮面はフィクションです。 登場する人物、団体は実在のものとは一切関係有りません。 ……が、一部ノンフィクションを用いています。 君の町にアーペプが、そして本物のツタン仮面がいるかもしれない…… ![]() ![]() 「……みょ」 ![]() 「……」 ![]() 「みょみょ。居るかもしれないイルカモシレナイ…… ぴーぴー、真名センサーによると凄く近くに居ると思うのですが。 メンフィス君はどう思いますか、ドーゾー?」 ![]() 「……こくこく」(←手で頷かせている) ![]() 「みょ。メンフィス君も居ると思いマスか。では多数決を取りマス。 町に居るツタン仮面を探してみようと思うのですが。 メンフィス君はどう思いますか、ドーゾー?」 ![]() 「……ぱちぱち」(←手で拍手させている) ![]() 「みょ。満場一致でツタン仮面を探しに行く事に決まりました。 ではバンザイ三唱で今日のギダイは閉会です。ばんざーいばんざーいばんざーい」 ![]() 「……」(←バンザイに併せて上下に振られている) ![]() 「みょ。ツタン仮面を捕まえて真名もつたにゅうむ光線を教えてもらうデス。 しびびびびびび~~~~~~~」 ![]() 「……ぶるぶるぶるぶる」(←光線に併せて小刻みに振られている) ![]() 「……」 ![]() 「……」 ![]() 「ガッコ行こ」 ![]() 「そうだね」 ドンッ ![]() *Chapters ??? へ……進む? ▲ by 1601109 | 2006-06-06 00:00
**【幕間】??? ~黄金の勇者 ツタン仮面~④の続きです。
![]() 「ち、ちくしょ、また器物損壊のガッツリ請求が…… おのれおのれぇツタン仮面!!空間転移ィィィ!!」 ![]() ![]() ![]() *背景: どっかの工事現場 *人物: 女幹部パトラ(ホログラフ)怪人、戦闘員 *音楽: 非日常 ![]() 「わっ!?ちょ、こ、ここ何処なのよ!?」 ![]() 「パトラの空間転移なノダ! ここならお互い心置きなく暴れられるノダ!」 ![]() 「ヘリオポリスの怪人達よ!罪も無い人々を恐怖に貶め、 あまつさえ人質を取るとは言語道断!貴様等の悪事、天地が許そうとも このツタン仮面が許さん!!」 ![]() 「調子に乗るなツタン仮面!今日こそ年貢の納め時よ……! スティールアピス!ツタン仮面を血祭りに上げるのだ!」 ![]() 「お任せ下さい!ツタン仮面よ、貴様の相手はこのスティールアピス様だ! 我が鋼鉄の角に貫かれて冥府に落ちよ!!」 ![]() 「冥府に落ちるのは貴様だ、悪の化身アーペプよ! 受けよ、呪いパン……」 ![]() 「おっとォ!ツタン仮面、ヘタに動くんじゃないわよォ…… この人質が目に入らないのォ!?」 ![]() 「ミー!」 ![]() 「ミー!」 ![]() 「え、嘘、人質って……ちょ、な、なんなのよ!? やめ、い、痛い……!」 ![]() (くっ……聖川!?) ![]() 「そういうコトだツタン仮面……そこを動くな! 下手に反撃される訳にはいかんからな、喰らえ、バルカンホーン!」 ババババババババババババババババッ! ![]() ![]() 「うおおおおおおっ!」 ![]() 「オッホホホホホホホホホォ!そらそら何時まで持つかしら! 喰らい続けて蜂の巣になるがいい!!」 ![]() 「ちょ、これ何なの!?ひ、火花飛ばして……と、特撮?特撮なの? ちょっと、幾らなんでもやり過ぎよ!危ないじゃない!」 ![]() 「喧しい小娘が!冗談かどうかスグに判るわ…… 奴の体が目の前でバラバラになるんだからな!ホラホラァ!!」 ババババババババババババババババッ! ![]() (う、嘘……ホントなのコレ?ツタン仮面って……学生映画とかじゃ無かった……?) ![]() 「うおおおおおおっ! こ、これしき……!お、俺は……必ず守る……!」 ![]() (……あれ、なんで……アタシ……この光景、どこかで見た事が……?) ![]() ![]() 「オッホホホホホホホホホォ!いよいよ止めよ! ヤってしまいなさい!!」 ![]() 「止めだツタン仮面……!」 ![]() 「……お、俺は……!」 ![]() 「――――ちょっとアンタ!正義の味方なんでしょォ! だったら気合入れなさいよッ!正義の味方は絶対死なない、絶対負けない! アタシの知ってる奴がそうよ!大事な場面じゃ絶対逃げない!絶対負けない! 絶対死なない正義の味方なんだからァァァァァ!!」 ![]() (……聖川……!) ![]() ![]() 「そうは言っても反撃出来ないんじゃ逆転なんか無理なんだミー」 ![]() 「ミー。これは勝負有ったんだミー。ようやくパトラ様もご機嫌になるんだミー」 ![]() 「俺達の時給もアップしてもらえそうなんだミー。 今後は仕事も楽出来そうだし、めでたしめでたしなんだミー」 ![]() 「そうはいかないノダ!! 那伊流ぅ!助けに来たノダ!!」 ![]() 「わっ!?な、何この生き物……!? 怖ッ……!」 ![]() 「それは無いノダ、那伊流ぅ……安心するノダ。 全然怖くないノダ、味方なノダ!」 ![]() 「……味方……?」 ![]() ![]() 「ゲッ!?こ、こいつの事忘れてたんだミー!」 ![]() 「ミー!ツタン仮面の乗り物なんだミー! いくら戦闘員だからって乗り物なんかに負けないんだミー!」 ![]() 「ミー!三人掛かりなら怖くなんか」 ![]() 「ここで最初のクエスチョン!!」 ♪ジャジャン ![]() 「……ミ?」 ![]() 「ミー?な、なんだミー!」 ![]() 「スフィンの出す問題に正解したらオマエ達の勝ちなノダ! スフィンは退散するし、賞品も出るから頑張って答えるノダ! なお本日の賞品はスポンサー●□モーターの協賛で電動自転車が贈られマス!」 ![]() ♪ぱぱらぱぱらぱ~~っ 公道走行可能な”らくらくアシスト付”電動アシスト自転車。 通勤・通学・ レジャー など免許不要で公道を堂々と走れます! ![]() 「……ぬぁ、ほ、欲しいんだミー……通勤に便利なんだミー」 ![]() 「要するにクイズかなぞなぞに答えるんだミー? スフィンクスなんだミー!旅人に謎々を答えさせるんだミー!」 ![]() 「フツーに闘うよりは平和的なんだミー。それにどうせ俺らは雑魚戦闘員なんだから 闘ったって結果は判りきってるんだミー」 ![]() 「よ、よし、答えるんだミー!俺こう見えてクイズとか得意なんだミー!」 ![]() 「さ、三人居れば少々難しくても大丈夫なんだミー……よ、よし、挑戦するんだミー!」 ![]() 「制限時間は30秒なノダ! それでは問題!」 ♪ジャジャン ![]() ![]() ![]() 「200●年センター試験の数学問題なノダ!」 ![]() 「無理ぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」 ![]() 「それクイズとかじゃ無いんだミィィィィ」 ![]() 「残り5秒、3、2、1……ぶっぶ~~。残念だったノダ! では、答えられなかったので」 がしっ ![]() 「ミ……ミー?な、なんなんだミー……あ、頭とか抱えて、どうするん」 ![]() 「ボッシュート!」 ♪てれってれっ ほわわわわぁ~ん ![]() 「ミ……ミー?ちょ、な、なんで口開くの?あれ、意外とすごい犬歯……て、あ、あの? ちょ、ま、ちょ、ま、まって、まってって!ちょ、ちょちょちょちょちょちょ!」 ![]() ぎゃああああぁぁぁぁぁッ!!!! ![]() ぐぎゃ ごぐぎゃっ ごりっ 「せ、せせ戦闘員Bぃぃぃぃ!!」 「う、うわぁーーーーーっ!うわぁぁぁぁぁ!!」 「や、やめて!止めてください!勘弁してください!!」 「もう、もう悪事に加担したりしません!だ、だから頭から齧」 ![]() がりっ がっ がぎょっ ごっ ぐぎっ 「キャアアアアァァアァァァァアァァァアァア!!」 ♪てれってれっ ほわわわわぁ~ん 「曲と全然有ってないんだミ~~~!! た、たす、助け、タス」 ぐしゃっ ![]() ![]() 「完全勝利、なノダ!ツタン仮めぇ~ん! 那伊流は無事に救出したノダ!もう我慢しなくってもいいノダ!」 ![]() 「なにぃ!?バカな、戦闘員がぜんめ……ゲェー! なんだあの子供の情操教育にすこぶる悪そうな殺られ方はー!?」 ![]() 「し、しまった!そういえば仲間が居たんだったわァ……! ツタン仮面の攻撃に夢中で忘れていた!」 ![]() 「スフィン……!有り難い!!たあぁ!!」 ![]() ![]() 「ぐぅ!我がバルカンホーンから抜け出しおった……!?」 ![]() 「さ、那伊流もう安心なノダ!怖かったカ? このスフィンにかかればこんな戦闘員なんてオニャノコサイサイ……」 ![]() 「…………」 ![]() 「?……はにゃ?那伊流ぅ?」 ![]() 「…………(ぶくぶくぶくぶくぶくぶく)」 ![]() 「はにゃ?那伊流、泡吹いて気絶してるノダ。意外と怖がりダナ? 那伊流ぅ~~~~?」 ![]() 「……なんとなく理由は判るが、好都合だ。スフィン、彼女を安全な場所まで そのまま運んでやってくれ!」 ![]() 「はにゃあ、リョーカイなノダ。しかし那伊流も困ったヤツだ。 スフィンにお礼言う前に気絶してるノダ。テヤンディ!」 ![]() (……暫く肉は喰えそうにないな、聖川……むっ!?) ババババババババババババババババッ! ![]() ![]() 「そうそう何度も喰らわんぞ! 人質さえ居なければ貴様の攻撃など問題にならん!」 ![]() 「ぐっ……ぐぐぐぐぐぐぅぅ!」 ![]() 「勝負はこれからだ、スティールアピス!!」 ![]() 「くぅ~~~~!おのれおのれおのれおのれぇ! しょ、勝負はまだ付いていないわ、ヘロヘロの分際で生意気なぁぁ! ここまで弱らせたんだから今更負けるんじゃないわよスティールアピスッ!!」 ![]() 「ハッ!ヘリオポリスがアーペプの名に賭けても……!」 ![]() 「来い!!」 *【幕間】??? ~黄金の勇者 ツタン仮面~⑥へ進む ▲ by 1601109 | 2006-06-05 00:00
**【幕間】??? ~黄金の勇者 ツタン仮面~③の続きです。
13:55――――駅ビル内。 ![]() すこやかな一時 ![]() 「ぴったり3分、ってのがね。大事なのよ」 ![]() 「大事なノカ」 ![]() 「そ、大事なのよ。日本におけるインスタント業界の情熱ってすごいのよ? 他所のインスタントより如何に美味しく、如何にプロの味に近づける事が出来るか! お手軽簡単ってだけじゃね、渡っていけないのよ、今のご時世」 ![]() 「…」 ![]() 「だから企業も必死なわけよ。いい?ラーメンなんてね、大雑把に大別すれば 塩、みそ、しょうゆ、とんこつの4種類に絞られる。たった4つしかない味に大して 企業が出してるインスタントラーメンは千を軽く越える訳。そんな激戦状態の中で 個性を打ち出し、トップを狙うというのは並の努力じゃないわけよ!」 ![]() 「チキンラーメンは何味なノダ? エジプトでもニポンの有名ラーメンなノダ」 ![]() 「あれは別枠。チキンラーメンはチキンラーメン味」 ![]() 「ジャ、5つじゃないノカ?」 ![]() 「いいの、チキンラーメンは置いといて。とにかくね、そんな激戦を勝ち抜くべく 練りこまれたインスタントラーメンにとって、作り方を守るってのは重要なのよ。 3分って書かれてるなら、煮込む時間はきっちり3分!これを守るのと守らないのじゃ ラーメンそのものの美味しさって全然変わってくるんだよ。ね、勇輝?」 ![]() 「…あぁ、そうだな…」 ![]() 「後乗せって書いてるカヤクは必ず後乗せ!別のお湯で作るって書いてるスープは ぜったい別のお湯で作るべし!ちょっと面倒だからって麺を茹でたお湯にそのままスープを 混ぜちゃったら、麺から出た油で油っぽくなっちゃったり粉っぽくなっちゃったりするのよ! それは駄目!企業の人たちが必死に作った味なんだから完璧に堪能するのは消費者の義務なのよ!」 ![]() 「成る程、成る程。ニポンのラーメン道は奥深いノダ。 味の判らない奴はテヤンディなノダ!」 ![]() 「そ!てやんでぃ!ベーローめ! あ、この時に手首で鼻をこするの。こんな感じ」 ![]() 「テヤンディ!ベーローめ!」 ![]() (…今日はまた100円ショップのラーメンタイマーで随分と語るな…) ![]() 「まぁスフィンちゃんの言うとおり、日本の物価はたっかいのよ。 一人暮らしの学生が生き抜く為には食生活を如何に低コストで押さえつつ、なおかつ 飽きない様に美味しく仕上げられるか!中でも袋ラーメンとチャーハンは特Aランクで重要ね。 モヤシと卵も重要アイテム、明日を生き抜く庶民の味方ってヤツですよ」 ![]() 「チャーハンって、あのゴハンをフライパンで焼くヤツだナ! アレはカナリの美味しさだったノダ!星三つでゴザイマス!」 ![]() 「でしょ?スフィンちゃん気にいってたみたいだもんね。 あれ味付けは日本文化究極の調味料、醤油だけなんだよ。卵とゴハン、醤油さえ有れば充分に戦える! 今度スフィンちゃんには秘伝の黄金チャーハンを伝授してあげるわね」 ![]() 「おぉ~…日本の食卓の味わいを教えてくれるノカ! イッシソウデンの秘伝なノダ!黄金ノ味なノダ!」 ![]() 「チャーハンは日本料理じゃない気もするが…まぁ貧乏料理としては 定番中の定番ではあるだろうけど」 ![]() 「そこ、貧乏料理とか言わない!いい、勇輝?スフィンちゃんの様に遠くからやってきた 留学生にとっては、日本の物価は脅威なのよ。だからこそアタシ達が一人暮らしで培った 節約の美学と食生活のこだわりを教えてあげるのは大事なのよ。 アンタも一人暮らしなんだから判るでしょ?」 ![]() 「…」 ![]() 「一人暮らしに憧れやカッコ良さを持っていた学生達に突きつけられる現実の厳しさ! でもそんな中で培うハングリーさこそが、学生にホントに必要な勉強ってヤツなわけよ。 貧しさに負けず、世間に負けず!」 ![]() 「スフィン知ってるゾ!ショーワカレススキってヤツだナ! チャブダイってのをひっくり返すんダナ。テヤンディ!」 ![]() 「…色々混ざってるし、色々間違ってる、スフィン」 ![]() 「なぁ~によ、カッコつけちゃって。スフィンちゃんコイツこんな斜に構えてっけどね、 財布の中身はいっつもぴーぴーなんだから。クールに気取っても家ではビンボーランチ三昧ですコトよ。 いっつも同じ皮ジャン姿でさ、服買うお金も無いのをスタイルとか言い張ってるし」 ![]() 「別に、コイツは気に入ってるだけだ…」 ![]() 「はいはい、そーいう事にしといてあげる。 でもねぇ、勇輝もいっぱしの大学生なんだから、もちょっとオシャレにも気を使ったら? そんなだから何時まで経っても彼女の1人も出来ないのよ、恥しいわね! 小中高とず~~っと知ってるけど浮いた話なんかひとっつも無し!」 ![]() 「なんだユーキ、女ッ気無しカ?スフィン知ってるゾ! たしかニポン語でカイショーナシ言うんだヨナ!」 ![]() 「スフィンちゃん正解。大正解の100点あげちゃう」 ![]() 「俺も聖川に男の噂を聞いた事無いんだが…」 ![]() 「あ、アタシはアンタが知らないだけよ… アンタみたいな甲斐性無しと違ってね、アタシはそりゃもう引く手数多の」 ![]() ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリ! ![]() 「わっ、な、何よ!?」 ![]() 「―――――警報?」 『火災が発生しました!火災が発生しました! ビル内のお客さまは警備員の指示に従って店外へ非難して下さい。 従業員の皆様は防火順路に従って…』 ![]() 「おぉ~、火事なノダ!地震、カミナリ、オヤジと並ぶ ニポン恐怖の四天王なノダ」 ![]() 「四天王とかよく知ってんね」 ![]() 「そんなコトどうでもいい、急いで外に出るぞ。 煙ってる様子も無いし小火だとは思うが…」 ![]() 「避難訓練みたいでちょっと楽しいかもね。 あ、あの警備員さんの方向にいけばいいみたいよ?」 ![]() 「あぁ、すぐに外に出られそうだ……ん?」 『こっちだミー!こっちに出て下さいミー!』 『危険なので押さないで下さいミー!』 ![]() ![]() ![]() ![]() (ミイラ・スレイブ…ヘリオポリスの戦闘員!?) ![]() 「ミー。この階に居る人間は殆ど居なくなったミー」 ![]() 「ミー。そろそろ、一人捕まえるかミー。 最後尾にちょうどちっちゃい女の子が…」 「んにゃ?」 ![]() (マズイ…!?) ![]() 「ミー!お嬢ちゃん、ちょっとこっちに来るんだミー!」 ![]() 「ミー!後ろから羽交い絞めにして捕まえちゃうんだミー!」 「んにゃ?おじちゃん達なんだにゃ?」 ![]() 「まだ若いんだミー!地味に傷付くんだミー!」 ![]() 「おじちゃんお仕置きしちゃうんだミー!」 ![]() ![]() 「こらぁぁ~~~~~!! 那伊流ダブルキィ~~~~ック!!」 ![]() 「ミー!ミギャア!」 ![]() 「ミー!こ、後頭部におもっきし蹴りが…!」 ![]() 「ちょっとどさくさに紛れて何やってんのよ! セクハラ警備員!!」 ![]() 「聖川!?」 ![]() 「おぉ~!勇ましいノダ那伊流ぅ!」 ![]() 「火事場に紛れてちっちゃい女の子に何してんのヨ! 害虫ロリコン!猥褻ペド野郎!」 ![]() 「ミー!ミー!い、痛い!痛いんだミー!」 ![]() 「ミー!こ、子供に逃げられたんだミー! ひ、人質が…!」 ![]() 「ミー!し、しょうがないミー、こうなったらこの女を!」 ![]() 「逃げろ聖川!そいつらから離れるんだ!」 ![]() 「なぁに言ってんのよ勇輝!こんな奴らにまで逃げてどうすんのよ! アンタも男だったら加勢して…え?」 ![]() ![]() 「ミー!」 ![]() 「きゃああっ!?な、なんなのよこいつ等…!? こら、離せ!!こんちくしょ!」 ![]() 「うにゃあっ!?ヘリオポリスなノダ!?」 ![]() 「聖川…!」 ![]() 「アッハハハハハ!人質を捕まえたようね…! さぁ後はツタン仮面を呼び寄せるだけよ!」 ![]() 「お任せ下さい、パトラ様!さぁ出て来いツタン仮面! ヘリオポリスの鋼鉄の聖牛、スティールアピスが貴様の相手だ!! さぁ女!せいぜい叫んで正義の味方を呼び寄せるがいい!(ぎらんっ!)」 ![]() 「うわ、ちょ、刃物向けないでよ! …ほ、本物?ちょ、勘弁してよ…」 ![]() (聖川…!おのれ、ヘリオポリスめ!) ![]() 「那伊流ぅ!ダイジョブか那伊流! 今すぐ助けるのだテヤンディ!」 ![]() 「スフィンちゃん!…勇輝!アタシはいいからスフィンちゃん連れて逃げて! こんなコスプレ馬鹿にやられるアタシじゃないわ!」 ![]() (聖川…!) ![]() 「那伊流ぅ!」 ![]() 「留学生のスフィンちゃんを危ない目に遭わせる訳にはいかないでしょ! アタシはだいじょう…ってホントに一目散に逃げるなあああぁぁぁぁ!! ちょ、勇輝!アンタは戻ってきなさいよ!スフィンちゃんを無事逃がしたら アタシを助けに…一目散に逃げるなあああぁぁぁぁ!!」 ![]() (すまん、聖川…!) ![]() 「那伊流ぅ!必ず助けに戻るからねぇ!!」 ![]() ![]() 「…連れの奴ら、一目散に逃げていったわねェ。 随分友達甲斐の無い連中だことォ」 ![]() 「頼りない彼氏で残念だったな、お嬢ちゃん」 ![]() 「あんなん彼氏じゃないわよ!! あんた達もいい加減離しなさい、よ…!」 ![]() 「ミー。ビルの中はほぼ無人になりましたミー。 監視カメラも切ってありますし、警備員も眠らせましたミー。 この中の騒ぎは消防が来るまで判らないです、ミー」 ![]() 「後は、ツタン仮面を待つのみだな…さて、ヤツが騒ぎを聞きつけるまでの間 (UNOでも)楽しむとしようか。お嬢ちゃんはせいぜいそれまで気絶しないようにな!」 ![]() (…勇輝…!) ![]() ![]() 「ダイジョブなのだユーキ。ここなら那伊流には見えないノダ」 ![]() 「…」 ![]() 「ツタン仮面の正体は誰にも知られてはいけないノダ。 急いで変身して那伊流を助けに向かうのだ!テヤンディ!」 ![]() (待っていろ聖川。今すぐに開放してやる…) ![]() 「行くぞユーキ!変身なノダ!」 ![]() 「―――――輝装(きそう)!」 ![]() 砂原勇輝は『輝装』の叫びによって三角形の光の中に包まれる! 大いなるエジプト神の力が光の粒子となって集まり勇輝の体の血肉へと、 そして黄金に輝く鎧―――超金属、ツタニウムと化して身に纏われる! その間、実に0.002秒。 ![]() ピラミッドパワーの絶大なエネルギー流入により人間、砂原勇輝は 黄金の勇者、ツタン仮面へと変貌を遂げ始める!! ![]() ![]() 「うぉぉぉ~~~っ!解け!このヒモ解けぇ~!」 ![]() 「ウノ!どうだ、もう有るまい!」 ![]() 「ミー!だ、誰かドロー4持ってないのか?ミー!」 ![]() 「ミー!も、もう無いんだミー!だ、駄目だミー!」 ![]() 「フハハハハ!どうやらこれで最後の様だな! これで、止めだ…!」 「そこまでだ!!」 ![]() 「…ヌゥ!?この光は!?」 ![]() 「何奴!?」 ![]() 「…あ、あれは…?」 ![]() 「愛と!」 ![]() 「正義と!」 ![]() 「フフフ、来たわねぇ…今日こそ貴様の最後よ! その口上も今回かぎ…」 ![]() 「……」 ![]() 「…あ、あわわ…しまった、ここ駅ビル内じゃないのォ! す、すぐ空間転移させないと、ま、マズ…!」 ![]() 「エジプトの味方!」 ![]() 「あ、や、ちょ、待って!ストップ!決め台詞ストップぅぅ!!」 ![]() 「ツタン仮面 見ッ参!!」 *効果音: 大爆発 最後に、決めの台詞を唱えたときに蓄積されたピラミッドパワーが背後で 大爆発を起こして黄金の勇者、ツタン仮面の変身は完了するのだ! なおこの時の爆発で発生した器物損壊等の費用請求は(ツタン仮面の正体が判らず 請求が不可能の為)悪の破壊工作に纏められヘリオポリス日本支部にツケられる。 ツタン仮面の変身は登場だけで周囲とヘリオポリスの資金に甚大な被害を与えるのだ! よって、ツタン仮面の正体は誰にも知られてはいけないノダ!! がん!がらん!ゴン!ゴシャッ! めき、メキメキメキメキ… ![]() 「あ~~~~っ!やぁ、ちょ、イヤァァァァァァッ! おのれおのれツタン仮面、鬼ィ!悪魔ァ!鬼畜外道!!」 ![]() 「……」 ![]() 「そして相棒のスフィンも参上なノダ!」 ![]() 「…スフィン」 ![]() 「何なノダ?」 ![]() 「…この登場、毎回心が痛むのだが…」 ![]() 「正義には尊い犠牲がツキモノなノダ!」 ![]() (…そ、それでいいのだろうか…?) *【幕間】??? ~黄金の勇者 ツタン仮面~⑤へ進む ▲ by 1601109 | 2006-06-04 00:00
**【幕間】??? ~黄金の勇者 ツタン仮面~②の続きです。
「……ウジャトの眼?」 ![]() *背景: 学生アパート *人物: スフィン=(立ち絵:通常) *音楽: すこやかな一時 ![]() 「そう、聖眼(せいがん)ウジャトの眼なノダ。 ユーキの目は、あらゆるまやかしを見通すように出来てるノダ」 ![]() 「……まやかしを見通す……ツタン仮面の能力ってヤツか…… じゃあ俺にはスフィンのホントの姿が見えてるけど、他のヤツは まやかしの姿が見えてるってのか?」 ![]() 「他の人間にはフツーの絶世の美女姿に見えてるノダ! 当たり前なノダ、スフィンはホントの姿もキュートだけど、流石にこのままじゃ 空港の税関すら通れない事くらい判るノダ……なんだユーキ? ひょっとしてスフィンが普段からこのカッコでウロウロしてると思ってたノカ?」 ![]() 「あ、あぁ……いや、俺の目には最初ッからスフィンはその蛇尻尾に ライオン足だったからよ。てっきりそのままで通してるのかと思った。 まわりもなんでツッコまねぇのかなって……」 ![]() 「ユーキは思った以上にアホゥなノダ」 ![]() 「……」 日曜日、12:13――――買い物に付き合う約束日。 聖川の住む学生アパート前で待ち合わせた俺は、先に待ってたスフィンに 前から疑問に思ってた事を聞いていた。 スフィン。 俺が日本に帰国してから程無くして大学に留学生としてやってきたエジプトの女学生。 俺や聖川が席を置くエジプト考古学のゼミに同席し、日本文化を学んでいる。 世間での建前はこうだ。 実際は、俺が――――エジプトで得た『肉体』を無為に損なわない様、 持ち主本人が寄越した監視役であり……ツタン仮面……という存在の能力を 行使する上で、それをサポートする為のナビゲーターでもある。 『ニポン語でいうなら……ツタン仮面、ダナ。ご主人の名は』 ピラミッドの崩落からいつの間にか抜け出し、獣の背中に俺を乗せたスフィンは 俺の事を、いや、俺の借りている『肉体』の事をそう呼んだ。 俺は自身の間借りしている『肉体』の事をよく判っていない。 だが、判っていないまま……当たり前に、人を超える不思議な能力が身についている。 俺にはそれがあまりにも当たり前に馴染み過ぎて、既に今俺に出来る事が 普通の事なのか、特殊な事なのかすら判断が出来ない。 そういう疑問に当たるたび、スフィンというナビゲーターが俺の問いに スフィンなりの答えを返し、少しずつ自分の……『ツタン仮面』という 存在の事を理解していっている。 ![]() 聖眼、ウジャトの眼。 別名『万物照覧の眼』と呼ばれる、古代エジプト神のひとり、ホルス神の能力。 右眼が太陽、左眼が月を表す。 かつてエジプト人はホルス神のその眼を「良好な状態であるもの」を意味する語 「ウジャト」と呼び、身体的繁栄、人身保護の護符として公式に当てはめた。 ホルスの眼を6つのエジプト数字に宛がい、全部を加えれば、63/64。 これに聖眼の力が加わって64/64、すなわち『1』。 『1』という他のどんな数字も混じりえない状態を完全と表し、 全てを見通す神の力として古代エジプト人は敬ったという…… その神の力が、今の俺には当たり前のものとして身に付いているという事らしい。 ![]() 「まぁユーキは既にそういうモノが当たり前に見えるようになってるから、 疑問に思わないのは仕方ないノダ。自分の手足が動くのを不思議に思う人間は 居ないダロ?そういう事なノダ。出来る事は当たり前の事なノダ」 ![]() 「……当たり前の、事、か……」 ![]() 「人間にはアーペプ(悪の化身)を見抜く力は無いノダ。 だから奴らは人間社会にうまく溶け込んで、悪さをする。人間には防ぎようが無い…… 防げるのは、あらゆるまやかしを見抜き、真実を捉えるツタン仮面だけなノダ!」 ![]() 「……」 ![]() 「ユーキはまだまだご主人の本当のチカラを判っていないからナ! とにかく、今後も色々スフィンが教えてやるから早くご主人のチカラを使いこなして ヘリオポリスを片付けちゃって欲しいノダ!オニャノコサイサイなノダ!」 ![]() 「……お茶の子さいさい、な」 ……教えてくれるのは有り難いが、スフィンは日本語があまり上手くない。 これはホントに嘘偽り無く、留学生レベルというか…… 今までのアーペプとの戦闘でも色々と教えてくれるのはいいんだが、どうも所々が 妙な日本語っていうか、実際の意味が有っているのか疑わしい。 たとえば悪の化身、アーペプを打ち砕く破魔の力を宿した、拳の一撃。 ![]() 「今なノダ!コブシにいっぱい『呪い』を込めてブン殴るのだ!! ニポン語でいうなら、必殺!!呪いパ~~~~~~ンチ!!」 「の、呪いパーンチ!!」 ……まぁ、技の名前とかどうでもいいんだけどさぁ…… ……正義の味方、なんだよな……? ![]() 「……二人して何話し込んでるの?」 ![]() ![]() 「おはよう勇輝。おはようスフィンちゃん。 サバーヒ ルヘイル(良い朝ですね)」 ![]() 「はよ。……もう昼だぜ、聖川」 ![]() 「サバーヒ ンヌール、那伊流ぅ! 今日は買い物、楽しみなノダ!」 ![]() 「勇輝なんかと待たせちゃったから退屈したでしょ? ごめんねぇスフィンちゃん。ね、なに話してたの?」 ![]() 「……別に。世間話だよ」 ![]() 「アンタが誰かと世間話するのなんか見た事ないんだけど」 ![]() 「ユーキにニポンのことわざを教えてもらってたノダ! オニャノコサイサイ」 ![]() 「……お茶の子、な」 ![]() 「ふ~ん………ひょっとして仲いいの? けっこう二人で居るとこ見かけるよね」 ![]() 「別に………」 ![]() 「ふ~~~ん……ま、いいけどね。 はい勇輝、これ持って」 ![]() 「んだ、この荷物?」 ![]() 「昼ごはん。買い物後にでも公園で食べましょ」 ![]() 「弁当?……駅前に買い物に行くんだろ?」 ![]() 「アタシもアンタも一人暮らしの苦学生でしょ?外食なんか持っての外。 たっかい駅ビルのランチ食べるくらいなら、その分服代に宛がうっての」 ![]() 「そっか……サンキュ、聖川」 ![]() 「お~!これがニポンに伝わるアイサイベントウっていうヤツか! デンブとかいうピンクのハートがかかってるノカ?」 ![]() 「違うスフィンちゃん、ウルトラ違う。 アイサイは要らないし、それサンドイッチだし」 ![]() 「ウルトラ違うカ?」 ![]() 「超ウルトラ間違って候」 ![]() 「……留学生には、正確な日本語を伝えような聖川」 ……俺がスフィンから聞いているのも、こんな風に変なフィルターかかってんのかな…… ![]() ―――――同時刻 ![]() *背景: 駅前 *人物: 女幹部パトラ(ホログラフ)、怪人、戦闘員 *音楽: 渦巻く陰謀 ![]() 「ミー!戦闘員揃いました、パトラ様、スティールアピス様!」 ![]() 「ミー!」 ![]() 「ミー!」 ![]() 「準備は出来た様ね……しっかりやるのよォ、スティールアピス! 本部から、ツタン仮面の最後を楽しませてもらうわァ!」 ![]() 「お任せ下さい、パトラ様!よし……では、今より作戦を決行する! 人の多く集まるこのビルで騒ぎを起こせば、ツタン仮面も出てこない訳にはいくまい!」 ![]() 「ミー!では具体的にどの様に暴れれば良いのでしょうか!? ビルを爆破し、逃げまどう人間共を八つ裂きにすればいいのですかミー?」 ![]() 「ミー!俺、カップルメインでヌッ殺すミー! こちとらバイト中だってのに目の前でイチャイチャしやがって あのブサイク共に天誅をくれてやるミー!」 ![]() 「俺は車とかぶっ壊したいミー!デカイ新車とかガンガン乗り回しやがって糞野郎共め! 街中は軽の方が身軽でいいんだミー!税金とかだって安いんだミー!」 ![]() 「そういや戦闘員C、こないだ合コンで釣った女に『車がダサい』って 最後の最後に逃げられたんだミー?」 ![]() 「ちくしょうどうせ俺は中古の軽四だミー! 車で男を判断する女なんて尻軽のアーパーなんだミ~~~ッ!!」 ![]() 「合コン女なんだからステータスで判断されるのは仕方ないミー」 ![]() 「ミー!ちょ、俺その合コン知らないミー!? いつやったんだミー!?誘われてないミー!!」 ![]() 「男の人数は足りてたんだミー。 それに戦闘員Bはガツガツし過ぎだから連れて行きたくないミー」 ![]() 「それに連れてけ連れてけ言う割には、いざ連れてったら女の子の前じゃ ろくにトークも出来ないミー。俯いて飲んでるだけだミー。盛り下るんだミー」 ![]() 「ミー!て、てめぇらそれをフォローするのが友達ってもんだミーよ!? もっと俺を売り込んでくれミー!!」 ![]() 「なんで合コンで他人の世話まで焼かなきゃならないミー!」 ![]() 「……」 ![]() 「えぇい騒ぐな!!……今回の作戦は人質を取ってツタン仮面を拘束する作戦だ。 余計な破壊や殺生は全部却下だ!! 金かかるんだから監督に怒られるだろうが!! ![]() 「ミー?なんか後半、ピーって音でよく聞き取れなかったんだミー……」 ![]() 「どさくさでカップルしばいちゃ駄目なんだミー? せっかくの戦闘員だってのに……」 ![]() 「我らヘリオポリスの大願成就までは、全ての作戦は秘密裏に行うべし…… 世の中に無用な痕跡を残す事無く、嵐のごとく暴れて疾風の様に立ち去るのだ。 相手は正義の味方気取り、それなりに騒ぎを起こせば勝手にやってくるというものよ」 ![]() 「はぁ……じゃあどの程度暴れればいいんだミー?」 ![]() 「まず戦闘員Aは、商業ビルの非常ベルを押して火災警報を起こすのだ。 次に戦闘員B、Cはビルの警備を装ってビルの中から人間を非難させろ。 日曜の繁華街で巻き起こる火災騒ぎに、街は大パニックに陥るだろう!」 ![]() 「……はぁ……大パニック、ですか……ミー」 ![]() (中学生のイタズラレベルなんだミー……) ![]() 「で、後はツタン仮面が登場する前に逃げる一般人から一人、人質に捕まえればいい。 相手は正義の味方気取りな訳だから、罪の無い民間人であれば誰でも人質扱いになる」 ![]() 「一人だけでいいんですかミー? ビルごとまとめて占拠とかしないんでミー?」 ![]() 「目立つだろうが。今は世間に気取られぬ様、秘密裏に動く事が大事なのだ。 下手に騒ぎを大きくして我らヘリオポリスの存在を知られる訳にもいかぬ。 ![]() 「ミー?またピーって音が入ってたミー……」 ![]() 「とりあえず騒ぎを起こして、誰でもいいから一人捕まえればいいんでミー? じゃ俺、女子高生とか捕まえたいミー!人質の基本は若い女なんだミー!」 ![]() 「女子高生とか嫌だミー!奴ら言葉に遠慮が無いからキライなんだミー! ワーキャー騒ぐだけならいいけど、オッサンキモイとか言われたら 立ち直れないんだミー!こっちの心が傷付くんだミー!」 ![]() 「あいつら平気で人の事包帯臭いとか言うんだミー…… 見た目とか体臭とか、一番指摘されたくない事を突いて来るんだミー。 まさに悪魔なんだミー……」 ![]() 「ミー。身体の事で悪口いったらいけないんだミー……」 ![]() 「……」 ![]() 「えぇい、無難に子供とかで構わんだろが子供で」 ![]() 「確かに特撮の人質は子供ってのが王道なんだミー」 ![]() 「でも子供は泣き過ぎるのはめんどくさいミー? 俺、泣きじゃくる子供とか苦手なんだミー」 ![]() 「今時の子供はそんな可愛げ無いんだミー! 俺、戦闘員の前はオバケ屋敷のバイトしてたんだけどガキに囲まれて 石ぶつけられたんだミー!!徒党を組んだ子供は手に負えないミー!」 ![]() 「あー、たしかに子供は数固まってると面倒なんだミー。 なんで集団下校してる子供の群れって、ああニヤニヤガヤガヤしながら動いてるんだミー? エネルギーの塊なんだミー、スキが無いんだミー。同じ生き物とは思えないミー」 ![]() 「そもそも子供は捕まえるのが大変なんだミー。 年寄りとかでいいんじゃないかミー?」 ![]() 「お年寄りは大事にしないと駄目だミー!罰当たりな!!」 ![]() 「まぁ捕まえた拍子にぽっくり逝かれても、流石に後味悪いんだミー。 じゃ、その辺のサラリーマンのおっさんとか捕まえるかミー?」 ![]() 「それ捕まえる方も助ける方もテンションあがらんだろうが!! 俺がヒーローならオッサン人質に取られても助けたくないわ!」 ![]() 「ミー!やっぱ若い女だって!捕まえる時にぎゅっとしたしスリッとかすめたりして 役得あるかもしんないんだミー!!」 ![]() 「楽に捕まえるなら年寄りが無難なんだミー 仕事が楽なんだミー」 ![]() 「ヒーローは子供を助ける方が様になるミー」 ![]() ![]() 「なんであんた等セクハラとか仕事楽しようとかヒーローの助けるときの見た目とか 基準に人質とろうとしてんのォ!!特に最後はこっちが負ける前提でしょが!! いいからとっとと行かんかぁぁぁぁ!!」 **【幕間】??? ~黄金の勇者 ツタン仮面~④へ進む ▲ by 1601109 | 2006-06-03 00:00
**【幕間】??? ~黄金の勇者 ツタン仮面~①の続きです。
![]() ―――次のニュースです。 本日、エジプトの首都、カイロよりピラミッド調査団が調査中の ピラミッドの一部において、崩落事故が発生したとの発表がありました。 崩落の原因は現在判っておりません。 ピラミッド調査団には日本人も加わっており、●●大学教授を中心とした 大学生数名が当日の調査に加わっておりましたが、崩落の前に 調査団と共に引き上げており、大学生一名を除いては全員の生存が 確認されております。 ![]() 現在行方不明となっているのは、日本人大学生の砂原勇輝(さはら ゆうき)さんで 取り残されて崩落に巻き込まれた可能性も有り、現在大使館を通じて砂原さんの 捜索隊を要請しており、現在もその安否が気遣われております。 また崩落の原因については同行していた調査団の話に要領を得ない言動が多く、 その事故原因が調査団の調査方法に問題が有ったのかについても―――― ――――死の翼に触れたか、東洋人よ。 ![]() *背景: ??? *人物: ??? *音楽: まどろみ ―――――汝の魂は、間も無くその肉体を離れ冥界へと旅立つ。 幾千年もの間、探求者、盗掘者達に下されるこの理、逃れる術は無い。 おまえは、けして触れてはならない扉に触れてしまったのだ。 『死ぬのか?』 ―――――死ぬ。逃れ得ぬ。 『……死ぬのは困る』 ……………… 『俺には待ってくれている人間が居る……帰れないと、泣かれる。怒られる。 約束を守れなくなる……だから、死ぬのは困る』 ………死をもってせねば、その傷の苦痛から逃れ得ぬ。 死を恐れる事は無い。冥界に旅立った後も、そこには新たな世界が有るだろう。 それでも汝は、その魂で、砕けた肉にしがみつくか……? 『……死ぬのは、困る……』 ―――――選ぶが良い、東洋人。 ![]() 不運とはいえ、汝を争いの渦中から救えなかったのは、余の失態。 そして余も、不覚にも奴らとの闘いで魂に大きな傷を負った。 魂(バー)が現世の肉を離れれば、全て冥界へと旅立ち、魂の審判を受ける。 お前達の言う、死だ。逃れ得ぬ。 だが、現世の肉を損なわず、死後も魂の輝きを失う事なければ…… カー(魄)の力を持ってして再び此岸へと戻ることが出来る。 『…………』 余は、此度受けた魂の傷を癒す為に数百年の眠りにつかねばならなかった。 だが、事態は切迫している。余は、今眠る訳にはいかない。 余の魂は傷を負った。だがカーは、肉体は傷付いておらぬ。 『…………』 汝のバーは、死を目前にしながら輝きを失っていない。 否、更に生への執着で強く輝きを増している…… ―――――選ぶが良い、東洋人。 汝の損なった肉の代わり、我が肉を預けよう。 代わりに汝は、その魂を差し出すべし。 我の魄と汝の魄、其々が仲立ちとし、お互いを現世に留めよう。 だが、それは今、汝が受けた傷の痛みなど比較にならぬ阿修羅地獄へと 汝の運命を貶める事となる。 汝はアーペプを見ただろう……判る筈だ、その意味が。 『…………』 ![]() 汝は、我が眼前で己の正義を指し示した。 その高潔な魂を闘争に汚しめる事は余も望まぬ。 だがその高潔さゆえ、我らのカーを強く結びつける事であろう。 選ぶが良い、高潔なる東洋の地球人よ。 我が肉を媒介に、阿修羅地獄へ踏み入るか。 傷付いた肉を離し、冥界にとこしえの安らぎを求めるか。 『…………それでも』 『死ぬ訳にはいかん……約束した』 願わくば、神の平和が汝の上に。 ![]() ――――願わくば、汝に僅かばかりの平安を。 「……勇輝(ゆうき)」 ![]() 「勇輝ぃ!ちょっと聞いてるの勇輝!?」 ![]() *背景: 大学キャンパス *人物: 勇輝=(立ち絵:通常)聖川=(立ち絵:通常) *音楽: すこやかな一時 ![]() 「なに真昼間っからボーっとしてんのよ勇輝。アルツハイマー? 若年性健忘症?まさか立ったまま寝てんじゃないでしょうね?」 ![]() 「……ん、ああ聖川(ひじりかわ)……呼んだか?」 ![]() 「くぁっ…!呼んだかじゃないでしょ、呼んだかじゃ! てか今までの話聞いてなかったでしょ!」 ![]() 「……なんか話してたっけ……?」 ![]() 「はっ、た…!きょ、教授の懇親会ど~するかって言ったでしょ!言ったもん! ホント勇輝って人の話聞かないよね!特にアタシの話は!!」 ![]() 「……そうだったか……?よく覚えてねぇな……」 ![]() 「ホント、このトウヘンボクったら……じゃ、もっかい言う! 聞き逃さないよぉに耳元でしっかり!もしも~~~しッ!!」 ![]() 「いて、痛てて。耳ひっぱんな、聞こえてるって。 指も突っ込むな」 ![]() 「聞こえてないから言ってんでしょ!ほら、穴もかっぽじってあげるわよ! 来週の!教授の!懇親会ぃ!と~~~~ぜん、勇輝も来るんでしょうねぇ! 恩師の誕生日でしょ、祝うのがゼミ生の義務ってもんよ!」 ![]() 「………………」 ![]() 「いい加減サークルの付き合いにも参加しなさいよ? 教授だってアンタには是非来て欲しいってさんざんアンタに言ったんでしょ?」 ![]() 「………いや。わりぃけど別にやる事あるし」 ![]() 「……はぁ~~……勇輝って昔っから付き合い良くはなかったけどさぁ…… 最近特に悪くなってない?サークルの皆から気難しいヤツって思われるよ?」 ![]() 「別に………気難しいのはホントだからなぁ」 ![]() 「自分で言うなよ、タチ悪いわね…… 勇輝が変わり者ってのはアタシもよぉく知ってるよ? でも最近はそれ通り越して変人だよね、変人」 ![]() 「まぁなぁ」 ![]() (…………ホントに。発掘から帰ってからはホント変。 なんかいっつも上の空でさ……) ![]() 「とにかくさ、教授へのプレゼントは用意しとくから代わりに渡しといてくんねぇか? 参加はわりぃけど、遠慮させてもらうよ」 ![]() 「いっつもいっつもそんなのばっか押し付けて……アンタなんかだいっ嫌い。 昔っからそうよ、面倒事からいっつも逃げちゃうし、殆ど誰とも付き合わないで。 中学の時も『はぐれ勇輝』なんて馬鹿にされてたのに反論すらしないし」 ![]() 「……喧嘩は好かん。人と付き合うのも面倒で得意じゃない」 ![]() 「…………」 はぁ……昔ッからこれだものね、勇輝は…… 小、中、高の大学まで!うんざりするような腐れ縁が続いてるコイツだけど こいつが誰かと積極的に遊んでるのなんか、一度だって見たこと無い。 人間嫌いの変わり者。はぐれ者。 誰にも迷惑かけるでもなく。誰の力も頼ろうともせず。 人付き合いからも逃げて、逃げて。誰とも深く関わらない。 まともに話してるのなんて、きっとアタシだけだ。 そんなコイツが考古学研究会の調査団に手を上げたときは驚いた。 昔ッから暇さえあれば本ばっかり読んでいた勇輝だったけどそれが考古学、 それもエジプト文明に関する研究書物だって知ったのは大学に入ってから。 ![]() 崩落のニュースを見たときは、心臓が止まるかと思った。 すぐさま電話した教授達の言葉は要領を得なかったけど、勇輝に助けられた、 勇輝が身を挺して皆を逃がしてくれたんだ、って言ってたのは アタシはすぐに理解できた。 勇輝は人間嫌いの変わり者。はぐれ者。 人付き合いからも逃げて、逃げて。誰とも深く関わらない。 そのくせ―――――困っている、助けを求める誰かからはけして目をそらさない。 小学生の頃、怖い大人に暴力を振るわれそうになった。 大人はお酒を飲んでいた。とても大柄で、粗暴だった。 言葉も何もかもむちゃくちゃだった。 その時。アタシを助けてくれたのが勇輝だった。 大きな大人に両手を広げ、睨み返し。 強く殴られた。小さな体は何度も何度も跳ね飛ばされた。 でも、逃げなかった。 何度も何度も大人の前に立ち塞がって、強い瞳で睨み返してくれた――――― 崩落の翌日、何も無かった顔でひょっこり勇輝が戻ってきたと聞いた時は 日本に戻ってきたら絶対にひっぱたいてやるって思ってた。 一人でふらふらどこかに行かせたりしないって決めた。 ……でも (日本に戻ってきた勇輝は…………どこか、何かが違ってる…… 人間嫌いはいつもの事だと思うけど、今まで以上に誰かを、人を遠ざけようとする。 そう。最近はアタシまで―――――) ![]() ![]() 「……向こうの建物、ようやく補修工事しだしたんだね」 ![]() 「……あぁ……」 ![]() 「なんだろね。怪人が出てきて大暴れしたとか何とか。 映研だか特撮研だかしんないけど、あんな公然と校内で着ぐるみ着て暴れるとか 必死にも程が有ると思うんだけど」 ![]() 「………」 ![]() 「気が付いたら逃げちゃってたみたいだけどね、今はお互い責任の擦り合いだって。 ……そうそう、逃げたといったら勇輝!アンタ、あの騒ぎの時真っ先に逃げたでしょ! しかもアタシを置き去りにして!!」 ![]() 「悪かった」 ![]() 「最近、逃げにますます磨きがかかったんじゃないの? ……まぁ昔はああいうのに我先に飛び込んでった分、少しは常識的に なったのかなって思うけど。でもアタシを置いて逃げるのは酷くない?」 ![]() 「悪かった」 ![]() 「……はぁ……」 ![]() ![]() 「そういや、出てきた特撮のヒーロー見たいの、アンタの好きなエジプトがモチーフみたいよ。 なんだっけ、なんとかの味方、ツタン仮面とか名乗ってたっけ……? 大学の映研が作ったにしちゃ頑張ってたと思うけど。でも怪人は無いなー。 変な黒っぽいカエルみたいの、見ただけで気持ち悪いったら!」 ![]() 「…………」 ![]() 「一部の学生とかニュースは本物だって騒いでるみたいだけどね。 そんな怪人とか居る訳ないのに。ねぇ? ……でも、もう何度か街でも似たような騒ぎが有ったとか言ってたっけ」 ![]() 「…………」 ![]() 「もし本物だとしたら一体何者なんだろね、ツタン仮面って。 そうそう、なんかウチの大学に潜んでるって噂も有るんだって! 何を根拠にそんな噂広げてるんだか……アタシ嫌よ、就活で 『ヒーローで有名な大学に在籍してました』とか言うの」 ![]() 「…………そうか」 ![]() 「迷惑な話よねぇ~。ウチのガッコにそんな名物作られても。 そもそもさ、そんな怪人とかヒーローとか如何わしいのが居る根拠なんて」 ![]() 「あー、那伊流(ないる)にユーキぃ! ナハーラック サイードゥ~(こんにちわ)!」 ![]() ![]() 「…………」 ![]() 「あ、スフィンちゃん。ナハーラック サイードゥ。 今日はもう上がりなの?」 ![]() 「うん、こーぎ終わりナノダ。ね、ね、那伊流ぅ? ちょっと聞きたいんだけど」 ![]() 「何?」 ![]() 「来週ね、サークルの皆に合コンに誘われたノダ! んで、合コンに着てく服買いに行きたいんだけど今度の日曜空いてるカナ? 買い物に付き合って欲しいノダ」 ![]() 「えっと……バイトの前なら大丈夫。 12時から5時くらいまで。駅ビルでいいよね?」 ![]() 「ダイジョウブなノダ! ついでにニポンの可愛いTシャツが欲しいノダ」 ![]() 「前みたいにいきなり半額にしろとか言い出さないでね? 日本はあんまり店頭交渉って文化がないからさ」 ![]() 「ニポンの物価は高いノダ」 ![]() 「ね、勇輝もたまには付き合わない? 異国文化に苦労してる留学生を助けようとか思わない?」 ![]() 「………いや。わりぃけど」 ![]() 「良い考えなのだ、那伊流! ユーキもたまにはスフィンに付き合って欲しいノダ!」 ![]() 「………」 ![]() 「キマリ。どうせ教授のプレゼント買いに行くんでしょ? たまには数時間くらい付き合いなさいよね」 ![]() 「買い物、合コン、楽しみなノダ! タダで飲み食い出来るって聞いたノダ!腹一杯食べ尽くすノダ!」 ![]() 「………」 ![]() 「じゃーね、那伊流!ユーキ! マア ッサラーマ(さようなら)!」 ![]() 「ん、じゃね、スフィンちゃん。 マア ッサラーマ アシューフィック(又会いましょう)」 ![]() ![]() 「スフィンちゃんもすっかり日本の生活に慣れたみたいだよね。 エジプトからの急な留学だってのにサークルに馴染んじゃって」 ![]() 「………聖川」 ![]() 「何?」 ![]() 「………オマエ、何も疑問ねぇの……?」 ![]() 「……何が……?」 ![]() ![]() 「なんだユーキ、熱視線なノダ! 後ろからスフィンのお尻をジロジロ見るな!呪うぞ!」 ![]() 「………」 **【幕間】??? ~黄金の勇者 ツタン仮面~③へ進む ▲ by 1601109 | 2006-06-02 00:00
*Chapters 71 ~ Chapters ???
(注:幕間の話は、本編チャプター間の合間に挿入される本編番外の幕間話になります。) ♪ぴん ぽん ぱん ぽん ![]() ![]() ♪『黄金の勇者ッ! ツタン仮面ッ!!』 ![]() ツタン仮面とは、かつては宇宙の彼方からアフリカに飛来し、地球人に 文明を授けた宇宙人組織(エジプトの神様)の1人であるッ! 地球人の作った国家を監視する事を任務とする「粛正官(戦闘員を従える隊長クラス)」 だったツタン仮面は、いつしか地球人達に情が移るようになっていく。 時は流れ、現代。 文明は発展と同時に、地球を大きく蝕んでいく。この事態を彼らはよしとしなかった。 知恵をつけすぎた地球人を上級神(幹部)達は危険分子として処分する事を決定し、 あらゆる機関に処分の為の戦闘員を送り込みはじめたのだ!! ツタン仮面は処分命令に疑問を持ち、葛藤の末に反旗を翻し、地球人を守る為に 一人組織と戦う事を決意するのだった! 『愛と正義とエジプトの味方、ツタン仮面 見ッ参!』 ![]() *背景: ツタン仮面???=(シルエット) *音楽: 愛と正義とエジプトの味方、ツタン仮面 見ッ参!!(主題歌) *主題歌終わり ![]() 激闘の末、強敵ミッサーヘケットを打ち倒したツタン仮面。 しかし、この闘いは彼の力を推し量り、弱点を探ろうとする 組織『ヘリオポリス』との闘いの幕開けに過ぎなかった。 ヘリオポリスの女幹部、パトラの残忍な、狡猾な魔の手がツタン仮面に迫る! 果たしてツタン仮面はこの強大な組織に、一人打ち勝つことが出来るのであろうか……? ![]() *背景: 悪の総本部? *人物: 女幹部パトラ *音楽: 渦巻く陰謀 ![]() 「……でぇ、結局ツタン仮面の弱点とやらは掴めたのォ?」 ![]() 「ミー!現在組織一丸となって調査中であります!ミー!」 ![]() 「おのれ、憎しやツタン仮面……!ヤツの度重なる妨害のお陰で 我が作戦が遅々として進まぬわ……!許すまじ、許すまじッ!」 ![]() 「ミー!今の所、パトラ様ご担当の地域だけ作戦進行が大きく遅れをとってます!」 ![]() 「ンな事言わなくっても判ってんのよォッ!! だいたい何でこのアタシが東洋の辺鄙な島国なんかに……! 絶対セトゥ将軍の嫌がらせよ!あんのツチブタ野郎、奥さん居るくせにアタシにコナかけて それが上手く行かなかったもんだからって!誰がアンタなんかの愛人になるかァ!! (げしっ!げしっ!!)」 ![]() 「ミー!ミー!!ちょ、後頭部蹴んないでください!!」 ![]() 「お、落ち着いて下さいパトラ様!!あまりお怒りになると ファンデーションに、その、ひ、ヒビが……!」 ![]() 「誰の化粧が厚塗りだぁぁぁ!!この無能どもが!! 許すまじ、許すまじッ!(げしっ!げしっ!げしっ!!)」 ![]() 「ミー!ミー!!」 ![]() 「ミー!ミー!!」 ![]() 「はぁ~……はぁ~……ちょっと!何か成果あがんないのォ!? こンのツタン野郎をどぉにかしないと全然先に進まないでしょが!!」 ![]() 「ミ、ミ~……た、只今分析している最中です、ミー。 もう少々お待ちを……」 ![]() 「ミー、少しご休憩でもされたらどうですか、パトラ様? さっき食事も買ってきましたんで。パトラ様の大好物である ラハメ・ビル・バターティスで御座います。ミー」 ![]() 「これ近所のスーパーで買ってきた肉じゃがじゃないのォ!! これのどこがラハメ・ビル・バターティスなのよォォォォォ! エジプト料理ならクミンパウダー使うのよォ!!(げしっ!げしっ!げしっ!!)」 ![]() 「ミー!ミー!!」 ![]() 「ああもうなんで日本の料理はこう何でもかんでもさっぱりさっぱりしてんのォ!! あっさりさっぱりあっさりさっぱり!!アタシのここでの成果もサッパリ! アンタ達の能力もサッパリ!!どいつもこいつもサッパリサッパリアォォォォ! (げしっ!げしっ!げしっ!げしっ!げしっ!げしっ!げしっ!!)」 ![]() 「ミー!ミー!!ちょ、マジ痛いです、勘弁してくださいパトラ様ァァァ!」 ![]() 「だいたいアンタ達が無能だからあんなツタン野郎にいいようにやられるのよォ! 口を開けばみーみーみーみー愚痴ばかり!そんなだからアンタ達戦闘員は何時までたっても その包帯姿を抜け出すことが出来ないのよォ!アタシを御覧なさいッ!!」 ![]() ドンッ! ![]() バンッ! ![]() 「我ら『ヘリオポリス』は、己の肌を晒せる範囲が大きければ大きいほどに 強い力と高い階級が許される!!我が身を晒しても平然とあらゆる力に対抗できる 絶対の自信と、公然と肌を晒せる放送コードすら臆さない大胆さ、これぞ我らが悪の力! ……ってちょっと、カメラ外れてるわよ!?なんでアタシの姿を映さないの!?」 ![]() 「ミー、パトラ様、これ日曜朝の子供番組なんで少しは控えてください。ミー……」 ![]() 「ンン、ビビッちゃって情けない。これだから包帯姿の戦闘員は…… ちょっと!?もういい加減何か判らないの!?」 ![]() 「ミー!前回のツタン仮面とミッサーヘケットとの戦闘を分析致しました。 ツタン仮面は近接戦闘において我ら『ヘリオポリス』のアーペプ達を凌駕しており、 得意技の「ファラオキック」「呪いパンチ」といった打撃技もさることながら 「オベリスク一本背負い」「ピラミッドバスター」といった投げ技も脅威です。ミー」 ![]() 「……要するに、近寄ったら負けるって事ォ? 遠距離戦で打ち倒すべきと、そう言いたいのかしら?」 ![]() 「ミー。残念ながら距離を取るとツタン仮面の必殺技であり、今まで多くのアーペプ達を 葬りさった『ツタニウム光線』で黒焦げになってしまいます、ミー」 ![]() 「…………」 ![]() 「むしろこちらがフラフラの状態に陥ったときに距離を置かれたら一巻の終わりです、ミー」 ![]() 「ミー、俺、日本の漫画で見たことあるぞ。こういう時なんていうんだっけ? 俺に弱点は無いぞ!って言うんだっけ?ミー」 ![]() 「弱点無いなら駄目じゃないのぉぉぉぉぉぉ!!! あ、あんたら何人事みたいに言ってんのォ!!誰が相手に降参しろって言った! これだから包帯取れない戦闘員は!戦闘員はッ!!(げしっ!げしっ!げしっ!!)」 ![]() 「ミー!ミー!!ちょ、ミー!!」 ![]() 「これじゃ何時までたっても勝てないじゃないのぉぉ!! ちょっと!?作戦とか無いのォ!?あのツタン野郎倒さないと何時までたっても 国に帰れないじゃないの!!このサッパリ島国から帰れないじゃないのよォ!」 ![]() 「ミー。そういえばパトラ様、これツタン仮面とミッサーヘケットとの戦闘で破壊された 窓ガラスと看板の修理請求書です、ミー」 ![]() 「がああああああああっ!なんなのよこの請求書ォ! この国ったら料理はサッパリの癖に物価はガッツリだからムカつくのヨォ! 絶対滅ぼしてやるわよ地球人共ォォォォ!特に日本人!!」 ![]() 「ミー、こ、興奮しないでくださいパトラ様!ミー! 地球人滅ぼすにしても、先ずは宿敵ツタン仮面を倒さなければ……!」 ![]() 「だからその作戦考えなさいよ作戦ンンンンッ!この無能!無能ッ! (げしっ!げしっ!げしっ!げしっ!げしっ!げしっ!げしっ!!)」 ![]() 「ミー!ミー!ヘルプミィィィィィ!!」 ![]() 「ミーミー。パトラ様、作戦って程のことではないんですけど……」 ![]() 「はぁ~……はぁ~……なんかあんのォ?言いなさいよ」 ![]() 「ミー。分析した結果、近接戦闘に持ち込まれると並みのアーペプでは勝ち目は薄いのは確かですし 遠距離においても必殺技を喰らう恐れが有りますミー。つまりツタン仮面に勝つ為には 近接戦闘に持ち込まず、かつヤツの必殺技を封じこめる必要が有るという事ですミー」 ![]() 「そんなの出来たら苦労しないでしょォ! そんな便利な作戦有るんなら言ってみなさい!!」 ![]() 「ミー。少々オーソドックスでは有りますが……人質を取って、距離を取りつつ ツタン仮面を仕留めるというのはどうですかミー?」 ![]() 「…………あ」 ![]() 「ミー。それは確かにいい作戦だミー!ベタだけど!」 ![]() 「ミー。更に今までのツタン仮面とアーペプ達の戦闘を分析した所、ツタン仮面の 出没する地域というのはだいぶ限られてきますミー。その地域を中心に暴れておびき寄せ、 上手くツタン仮面と近しい者を人質に出来れば、尚更勝率も上がると思いますミー!」 ![]() 「……な、なかなか良い作戦じゃないのォ。うん。採用決定。 じゃ今回の作戦はアンタが指揮を取りなさい!」 ![]() 「ミ……ミー?じ、自分が行くんスか!?ミー!?」 ![]() 「作戦提案の褒美に、特別にアンタを出世させたげるわァ…… 黒く染まれよバー(魂)、赤く燃えよカー(魄)、偉大なるヘリオポリスの加護を受け 汝が肉をアーペプ(悪の化身)と成さしめよ……!」 カァァァ――――――ッ!! ![]() ![]() 「……おおぉぉぉ……力が……みな、ぎる……!」 ![]() 「お前は晴れて、包帯を取る事を許されたわァ…… 勇猛にして神聖なる牛神の力。お前は今日よりヘリオポリスのアーペプ 『スティールアピス』と名乗りなさい」 ![]() 「……スティール…アピス…」 ![]() 「行け、スティールアピス。憎きツタン仮面を打ち倒すのだ!」 ![]() 「ハッ!必ずや……!」 ![]() (あぁ、また同僚が一人居なくなってしまったミー…… このご時勢、戦闘員不足も深刻だってのに、ミー……) ![]() 「フフフフフ……覚悟せよツタン仮面……! 今日こそは貴様の命日よォ!オ―ッホッホッホッホッホッホォ!!」 ![]() ![]() 「ミー!パトラ様、求人募集見てきた戦闘員希望居るんですけど面接お願いできますか?ミー」 ![]() 「ホッホッホッゴホォ!!ごほっ、ごほっ…… ちょ、ちょっと横槍入れないで頂戴!人が折角いい気分でいたってのに……」 ![]() 「ミー、すいません。それより面接お願いします。ミー」 ![]() 「ミー。今度のは長続きするのだといいですね、ミー」 ![]() 「……フン。そもそも賃金も高すぎんのよこの国はァ。 ホント、バイト来るヤツも仕事はさっぱりのくせして要望だけはガッツリなんだから…… やれ交通費だ保険はあるか……どれ?連れてきなさい?」 ![]() 「ミー。はい、面接こっちで行うミー。こちらお店の幹部のパトラ様だミー」 ![]() 「あのう、なんかハードSMクラブの従業員募集って見たんですけど…… うわっ、ホントにハードだ!?ハードっていうか痴女」 ![]() 「誰が痴女だこのサッパリ島国住人がぁぁぁぁぁ!! ぜってぇ滅ぼす!絶対に滅ぼしてやるわ地球人ンンンン~~~!!」 「ミー!だ、駄目ッス!素人さんに暴力は駄目ッス~~~~~!!」 **【幕間】??? ~黄金の勇者 ツタン仮面~②へ進む ▲ by 1601109 | 2006-06-01 00:00
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